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西淀川区 不動産を忘れることはできません

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pen.gif Hで「質問は?」ときいて半分ぐらいの学生が手を挙げるのは、彼らが、なんとか授業料免除を受けたいと真剣になっているからだ。
こうなると、教室の雰囲気は盛り上がり、教師もうかうかできず緊張感をもち続けざるを得ない。 これもHでの体験だが、後ろの方で手を挙げる学生がいる。
彼の質問は「ドクター・Nが配られた予習教材の××頁に、いまドクターのいわれたことと違うことが書いてある。 どちらが正しいのですか」ということだった。

なんと彼は1ヶ月も先に授業する予定の予習教材をすでに読んでいたのだ。 その内容と私が講義した内容がずれているが、どちらが正しいのか、と彼は聞いたのである。
彼らはよい成績をとるために、1ヶ月先の予習までやっていたのだ。 まさに驚きであった。
教室では、この種の質問が矢継ぎ早に出てくるので、下手をすると立ち往生しかねない。 そのため、教師としても、渡したリーディング・リストについて内容を熟知し、あらかじめ授業内容と食い違いがないかどうか詳細に調べておく必要があるのである。
それに比べもうひとつのポイントは、アメリカにかぎらず欧米諸国では、大学の成績が世間一般からきちっと評価されていることだ。 成績が悪いと優良企業には就職できない。
優秀な成績を取得しておくことが、優良企業に入社できる条件になっているのである。 ると、日本の大学は何と楽なことか!このように、上位30%まで入れるかどうかの織烈な競争がインセンティブとなり、半分以上の学生が懸命に勉強することになる。
決してアメリカ人が勉強好きというのでなく、そうせざるを得ない環境になっているわけだ。 奨学金制度が本来の効果を発揮しているといってよいだろう。
このふたつのポイントを日本に当てはめてみると、日本は両方とも落第である。 奨学金としては日本育英会などいくつかあるが、すべて親の所得が基準になっている(ただし、最近になってようやく、大学院生向けの奨学金にかぎって、本人の学業成績に応じて出すという仕組みに変わってきた)。
成績よりも親の所得の多い少ないで決まるとなれば、学生のインセンティブとしてはまったく効かない。 成績がBでもCでも、適当に単位を取得しておけばいいという感覚になる。

また、教室で居眠りしたりして、意欲のないと思われる学生が圧倒的多数になる。 一方、採用する企業も、最近までは、学生の成績を重視するところは少なかった。
むしろ、先輩が同じクラブに所属していたとか、体育会系のクラブでキャプテンを務めていたとか、そういう方面の要素をずっと重視していた。

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